熊本のアート作品で囲まれた特別なスイートルーム
2021年4月23日、熊本駅に新しく出来た商業施設アミュプラザくまもとの上層階にオープンした「ザブラッサム熊本」は、JR九州ホテルズが手がける最上位ブランド「THE BLOSSOM」として日比谷(東京)、博多(福岡)に続き3番目に熊本に開業されたホテルです。
「THE BLOSSOM」は「この旅に、この地にひらく感動の花を。」をコンセプトに、その土地ごとの魅力を伝えるホテルとして展開されており、熊本は火の国・水の都と呼ばれている魅力を自然や文化などをイメージしたデザインや香りなど五感で感じるようにホテル各所に配置されています。
その熊本が詰まった「離れ~ THE SUITE」は1室しかないスペシャルルームです。
潜入してきましたのでご紹介します!!
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離れ~ THE SUITE以外の客室情報は別ブログがありますのでそちらをご覧ください!!
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客室はまるで熊本アートミュージアム
こちらの部屋は敷地に入るのに宿泊カードで入ります。
そして、入口にはインターホンがついています。
自宅の敷地に入るにはまず所有者の許可を得るためにインターホンを鳴らして許可を取ってから入りますよね。
ここも宿泊される方が自宅のようにくつろげるようにとプライベート空間になっています。
そして、自動ドアが開くとそこにはお庭が広がります。
ひとたび足を踏み入れるとココが駅の真上だという事を忘れてしまいます。
それでは早速部屋に入ってみましょう!
部屋に入るとまずリビングです。
こちらの部屋には厳選された調度品が数々並んでいます。
手前の大皿と奥の壺は高田焼(こうだやき)で、約400年前に熊本県八代市(やつしろし)で焼き始められ別名八代焼とも呼ばれています。こちにの作品は上野窯(あがのがま)で製作されました。
真ん中は色鮮やかな球体は肥後まりです。天然の植物染料で染めた木綿糸を13種の伝統の柄を配色の変化で手がかりして作られる熊本の郷土玩具です。
ちなみにですが、部屋の外はJRの線路がありますが窓は防音になっていますので全く気になりません。
しかも全面採光の窓は自然豊かな山々が風景となりまるで郊外の旅館にきているようです。
こちらのミニバーには熊本の酒造メーカーが作る日本酒や球磨焼酎、ワインなどが入っています。
<ミニバーラインナップ>
・球磨焼酎「大石」(水上村)、
・純米大吟醸「花の香」(和水町)、
・赤ワイン「マスカット・ベリーA」(熊本市)、
・白ワイン「菊鹿シャルドネせせらぎ」(熊本市)
・チョコレート詰め合わせ「熊本地産ショコラ」(熊本市)
専用のワイングラスやコーヒーマシーンも設置されています。
日本茶のセットとコーヒーカップ&ソーサーは先ほど飾られていた大皿を作成された高田焼、エスプレッソ専用のカップ&ソーサーは小代焼です。
日本茶セットの高田焼は桜の柄があしらわれています。ホテルの名前「ブラッサム 」の桜にちなんだ柄です。
リビングの真ん中には肥後象がんで作られた肥後鐔(ひごつば)、天草陶石を使った磁器の器、木工作品が飾られています。
肥後象がんは、約400年前に鉄砲の銃身や刀剣の鐔(つば)などに装飾として地鉄に金や銀をはめ込み模様をつける熊本県の伝統工芸品で、こちらに飾られている肥後象がんは稲田憲太郎氏の作品です。
奥に行くと大画面のテレビとソファがあります。
こちらのカーペットはふわふわで、阿蘇をイメージして作られたそうです。
お馬さんものんびりくつろいでいます。
寝室には武田双雲氏の書が飾られています
寝室には部屋の中央と奥から行く事ができます。
ベッドの頭上には熊本出身の書道家・武田双雲氏の書が飾られていますので、書を見たい方は是非お泊まりになられて下さい。(写真撮影NGの為)
寝室には八代産のい草を使用した本畳が敷き詰められています。
畳の柄が違うのわかりますか?
大きさを変えて編まれた畳表で畳縁がありません。
畳縁は踏んではいけないというマナーがありますが、その気遣いを取り除くためにあえて踏ませないという心配りがなされています。
寝室とバスルームの間にはクローゼットがあります。
こちらのバスタオルはふわふわの今治タオルですよ。
洗面所も広々〜。
アメニティも充実しています。
歯ブラシなど一般的なアメニティは木箱の中、化粧水などはブルガリです。
また、熊本の会社が作ったオーガニック海水塩を主成分とした人工香料・着色料不使用のバスソルトと阿蘇の地酒「れいざん」の酒粕で作った無添加せっけんが置いてあります。
客室にあるお風呂は熊本産の鍋田石を使用しています。
鍋田石は熊本県山鹿市鍋田地域で採掘される溶結凝灰岩で昔起きた阿蘇の大規模な噴火によって火山灰が固まって出来たものです。
いかがでしたでしょうか?
とてもくつろげる空間が広がっていて可能ならば特別な日以外にも泊まってみたいと思いました。
泊まってみたいという方はホテルフロントまでお問い合わせくださいね。